SSブログ
クラシック ブログトップ

久しぶりのサントリーホール [クラシック]

今月3回目のコンサートは、東京交響楽団の第543回定期演奏会です。

続きを読む


都響のコンサート [クラシック]

 なにやら貯まった疲れが週末にどっと出たようで、日曜日は熱出してへたってました。

 土曜日は子供と二人で都響のコンサートに行ってきたのですが。

 コンサートは午後2時からで、6時過ぎには地元駅に帰り着き、夕飯作る気力がなくて(この時点で既に調子良くない)、駅近くのパスタ屋さんで夕飯にしました。パスタはとても美味しかったんですが、その時飲んだグラスワインがえらく良く効くんですよ、いつもより。

 おかしいなあ、と思いつつ帰宅して、何とかスズムシの面倒見てシャワー浴びて・・・ぼーっとしてたんですが、ふいと思いついて熱測ってみたら微熱が・・・どーりでくらくらするはずだと。

 日曜日夕方までおふとんさんとお友達になっていたらだいぶ回復しました。鼻も喉もお腹も問題なかったから風邪ではなかっただろうと思います。今日は何とか一日仕事してきましたし。

 ま、それはともかく都響のコンサート、良かったです。8月はどこのオケもあまりシリーズものの演奏会(定期演奏会など)はないんですが、今年の都響は珍しく8月にプロムナードコンサートが入りました。サントリーホールでの真夏の演奏会。指揮は佐渡裕さん。

 曲は、イベールの室内管弦楽のためのディベルティメント、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調とリムスキー・コルサコフのシェエラザード。シェエラザードは夏の演奏会の定番みたいな感があります。

 あ、忘れてた忘れてた。佐渡裕氏のリコーダー独奏で「タイガーマスクのテーマ」の演奏が、イベールとモーツァルトの間にありました(^^;

 イベールの曲、初めて聞きました。大変楽しく、面白くて、ちょっと疲れた時の息抜きなんかに聞くと良い感じです。子供が気に入ってしまって、コンサート後にHMVに寄ってCDを調達することになりました。買ったCDもNAXOSから出ている佐渡さんの指揮のものでした。

 イベールの曲は小編成で、演奏後、モーツァルトの曲との間に舞台上のいす、楽器、譜面台とピアノの移動の時間があったのですが、その間、佐渡さんが出てこられて、イベールの曲への思いと、子供の頃の音楽の思い出を語られました。イベールは、学校の部活で、少人数で演奏できる曲を探してご自身で見つけた曲で、何度も演奏した思い出深い曲だとのこと。とても楽しい曲なのにあまり演奏される機会がないので、機会あれば紹介しているそうです。

 で、さらに幼少のみぎり、小学生の頃にはクラス内でヒーローものの主題歌などを演奏して楽しんでいたそうで、それでソプラノリコーダーでの「タイガーマスク」のご披露がありました。途中で「タイガー」と一声あったりして、会場大受け。

 曲の間合いの、けっこう長い待ち時間を楽しませてくれた指揮者に感謝。クラシックのコンサートというとなにやらまじめくさっているようなイメージがありますが、あれなら子供も楽しくコンサートが聴けるというものです。

 長くなったので残り2曲についての感想は省略。気に入らなかったのではなく、大変良かったのだけど、いちいち書いているときりがないので。大変満足できたコンサートだった、ということだけは書いておきます。

 

 今、NHK教育の「サイエンス・ゼロ」で尾瀬のことをやっています。

 尾瀬は確かにすばらしいところで、見るべきものがたくさんありますが、正直、あまりたくさんの人が訪れるのはやめてほしいという感もあります。

 逆にせっかく行くのなら、夜行日帰りなんてのではなく、現地に長い時間滞在して、ビジターセンターなどで自然に関する知識も深めつつ、じっくりと自然を味わってほしいと思うのです。(尾瀬に限ったことではないですが)。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

東京交響楽団第538回定期演奏会 [クラシック]

 楽団桂冠指揮者の秋山和慶御大の指揮で、武満徹「グリーン」、ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番、バーンスタイン 交響曲第2番「不安の時代」 の3曲でした。
ラフマニノフのピアノソロはジョン・ナカマツ氏、バーンスタインの交響曲ではピアノトリオの佐山雅弘M'sが加わりました。

 「グリーン」は、まあ曲がどうこう言うのはやめにして、演奏はよかったですね。特に弦がふっくらとした感じで、曲にはよく合った演奏だったかと思います。

 ラフマニノフは実によかった。ナカマツ氏のピアノソロ、大変よかったです。うまいだけでなく、曲の良さを十二分に引き出していたように思います。オケについてはほぼ言うことなし。第3楽章でほんの少しピアノが走り気味になり、一瞬オケが出遅れたような感じもありましたが、まあ些細なこと程度だったかな、と。
 個人的な思いとしては、日本のオケ全般に、協奏曲の演奏の時にソリストに優しすぎるのではないかなと思うことがあります。オケがあんなに音を抑えなくてもいいんじゃないかな?と。木管の音なんか、ピアノの向こうからようやっと聞こえてくるような感じのこともよくある。その意味では、1・2楽章はもう少しオケが音を大きめでもよかったようには思いますが、当然指揮者の考えもあるでしょうしね。
 そうそう、ナカマツ氏のアンコール曲もとてもよかったです。

 ついでに、今回はコンマスがゲストで、スロバキア・フィルのコンマスの方でしたが、奏でる音がとてもよく聞こえていました。けっして目立とうとしているような音ではないんですが、オケ全体に埋没するのではなく、オケ全体をリードしつつも自分の音もしっかりと聞かせるという感じでした。

 バーンスタインの交響曲は初めて聴く曲でしたが、面白い曲・演奏で、楽しめたなあと思います。変な言い方かもしれませんが、こういう曲、東響にはよく合っているように思います。
 M'sのアンコールはチックコリアの「スペイン」。まさかこんな時にスペインが聞けるとは。これまたよい盛り上がりで、本当に最後まで楽しめました。時間があっという間に過ぎてしまったなあ、という感じのコンサートでしたね。

 今度の土曜にも東響のコンサートがあります。春祭だ春祭だあ。


東京交響楽団定期演奏会 [クラシック]

東京交響楽団第536回定期演奏会:サントリーホール
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
指揮:ドミトリィ・キタエンコ
ヴァイオリン:川久保賜紀
 先週の芸術劇場シリーズから1週間経ち、今度は生誕100年のショスタコーヴィチプログラムです。いきなり結論から書いてしまおう。凄い、うまい、濃い。完璧なコンサートでした。すばらしいコンサートを聴けたことの幸せを感じています。
 川久保さんのヴァイオリン協奏曲もとても良かったのですが、なんと言っても交響曲第7番。繊細な音も全力での強奏も求められる大曲で、しかも指揮がロシア(というかソビエト)出身のキタエンコさんとなると、オケへの要求もかなり厳しいと思うのですが、それに応えきった東京交響楽団は見事でした。
 以前はちょっと弦が弱いかな、と思わされることもあったのですが、現音楽監督のユベール・スダーン氏との関わりが深くなってきた頃から、急に弦の音が良くなったような気がしています。管と打楽器はもともと良いオケだったので、最近の充実には著しいものがあります。
 今日は第1楽章の全強奏の部分でも弦の音が金管や打楽器の音に埋没することなくしっかりと明瞭に聞こえてきていました。サントリーホールは全強奏でも音がぼやけて響くことなく明瞭に聞こえるので、強烈な演奏をしっかりとホールが受け止めているようにも思えました。サントリーホールは来年の春から半年弱かけて改装されるそうですが、その間定期演奏会はどうなるんでしょうね?

 東響の定期演奏会はお客さんの雰囲気も良くて、今日のような熱演だと拍手が全然納まりません。曲の余韻が残っているうちからブラボーを叫ぶブラボーおじさんもあまり出没しませんし、良い楽団には良い客が付くのでしょうか?
 さて、いよいよ来月は京都市交響楽団と合同でのシェーンベルク「グレの歌」です。


東響芸術劇場シリーズ [クラシック]

 今日は東京芸術劇場で東響のコンサート。
 生誕250年でどこもかしこもモーツァルトだが、とは言え今日はプログラムも演奏も良かった。
 最初の「劇場支配人」序曲の後はコンチェルトばっかり、オーボエ、ファゴット、クラリネット、ホルン(4番)、フルート(1番)の順に5曲。下手に交響曲を1曲入れるよりいいですね、こういうプログラムも。大友さんとソリスト、オケの息も良くあっていたし、オケの音がとっても艶やかかつ透明感があって、らしいモーツァルトでした。
 芸術劇場は大音響の曲だとやや音がこもる感じがするのだけど、小編成の曲だとほとんど気にならないので、ホールの特性にも合っているのかも。
 今年の芸術劇場シリーズは、この後は春の祭典、幻想交響曲、マーラー交響曲第5番・・・うーむ、どんなもんでしょうな。

 しかしいつも気になるのだが、何でコンサートの時に鈴のついたバッグを持ってくるヤツがいるのだろうか?のど飴をなめたくなるのは分かるけど、せめて鈴の付いてないのにすりゃあ演奏中にバッグをまさぐったってチリンチリン音が響くことはないと思うのだが。

 帰りに駅から歩いたら、途中でオオミズアオの雄を発見。風にあおられてふらふらばさばさと、飛んでいるのかあおられてるだけなのかわからなかったが、既に羽はボロボロだったからもう寿命なのかも。
 こんなとこにもオオミズアオがいるんだなあ。幼虫の食草は何だったっけ?


クラシック ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。